最近、自由化後の電力市場を占う複数の大きな動きがあった。まず挙げたいのが、東京電力と中部電力の提携だ。特に、LNGの共同調達に関する合意が成されたことに注目したい。LNGについては、東日本大震災以来、日本はジャパンプレミアムと呼ばれる割高な価格で調達せざるを得なくなった。
他人の不幸につけ込む資源市場の非情さには憤懣やるかたないが、プレミアムがあろうとなかろうと、LNGをいかに安く調達するかが日本の重要な政策課題であることは間違いない。その意味で、LNGの調達でトップクラスの両社が共同調達に動き出したことについては歓迎したい。
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