電力改革で生まれる新事業

エネルギー需要と再エネ、地域をつなぐバイオエネルギー

  • 印刷
  • 共有

2014年、エネルギーの分野では色々なことが起こった。再生可能エネルギーではメガソーラーバブルのピークアウトと固定価格買取制度の見直し、原子力発電では九州電力川内原子力発電所に対する規制委員会の認可と地元の同意、自由化ではPPSの大量申請と大電力同士の提携、等々だ。これらの影響を受けて、電力小売全面自由化前夜の2015年を迎える。

太陽光発電の買取価格は20円/kWh台になるとされる。メガソーラーバブルは完全に潰え、再生可能エネルギーは新たな安定軌道を模索することになろう。地熱などもあるが、最も期待されるべきなのはバイオエネルギーだと思う。昨年末、好評を博した「2020年 電力大再編」シリーズの第三弾として、「動き出す バイオエネルギー」(いずれも、日刊工業新聞社)を刊行した。この本で述べているバイオエネルギーの優れた点は概ね以下の5点だ。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事