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これからの木質エネルギービジネス

今やエネルギー変換効率90%!木質バイオマス燃焼機器の種類と仕組み

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多様なバイオマス燃焼システム

前回述べたように、現在のところ木質系バイオマスの圧倒的部分は直接燃焼を経由して熱や電気に変換されている。木材をガス化したり、液体燃料にする技術は、それだけでコストが嵩み、安価な天然ガスやガソリンが出回っているうちは出番がない。当面、市場競争力が強いのは、簡単な前処理だけでバイオマスをほぼそのまま燃やす直接燃焼である。

直接燃焼の技術としては、固定床燃焼(fixed bed combustion)、流動床燃焼(fluidized bed combustion)、微粉物燃焼(pulverised fuel combustion)の3種類があるが、いずれも成熟段階に達していると見てよいであろう。というのは、エネルギー変換効率90%以上を達成し、同時に燃焼に伴う環境汚染物質の排出を極小化することに成功しているからである。どの技術方式を選ぶかは、熱や電気の出力規模と、投入されるバイオマスの種類によって決まってくる。

木質バイオマスの燃焼システムは、プラントの出力規模に着目して、小規模、中規模、大規模、及び火力発電での混焼に区分するのが実用的である。

(※全文:5,883文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

 1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、木質バイオマスエネルギー利用推進協議会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

 著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

 木質バイオマスエネルギー利用推進協議会への相談は「info@w-bio.org」まで。

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