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木質バイオマスへの高まる期待と将来展望

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ユニークなエネルギー源:木質バイオマス

バイオマスは、数ある再生可能なエネルギー源のなかで、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料に最も近いエネルギー源である。そのためエネルギーとしての使い道がすこぶる広い。冷暖房用、産業用の熱はもとより、発電にも使えるし、輸送用の燃料生産にも振り向けられる。端的に言えば、化石燃料にできることは何でもできる。

現在のところ、水力、風力、潮力、太陽光に期待できるのは発電に限られている。また太陽熱や地熱にしても高温の熱や輸送用の液体燃料までは生産できない。それができるのはバイオマスだけであり、バイオマスの際立った特徴がここにある。

地中に埋蔵された石炭、石油、天然ガスはいずれ掘り尽くされよう。それを再生可能なエネルギーで埋めていくことになるが、バイオマスでないと埋めきれない分野が必ず出てくる。木質バイオマスが果たすべき役割は、時代とともに大きく変わっていくだろう。変化の方向を決めるのは、何よりも各種化石燃料の需給動向であり、いま一つは太陽光や風力、地熱など自然エネルギーの展開・普及状況である。

今回はエネルギー源としての木質バイオマスの可能性について述べることにしたい。

(※全文:5,647文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

 1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、木質バイオマスエネルギー利用推進協議会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

 著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

 木質バイオマスエネルギー利用推進協議会への相談は「info@w-bio.org」まで。

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