世界の多くの地域で水不足が深刻化している。オランダのソーラック社はその解消に貢献する画期的な技術を考案し、実用化に取り組んでいる。
干ばつ地域に貢献する「空気から飲料水」を作る技術
同社は、太陽熱集熱器から得る熱をエネルギー源として、空気中の湿気から廃棄物を一切出さずに高品質の水を大量に生成する装置を開発した。2つのモデルがあり、1つは1日当たり2000リットル、もう1つは5000リットルの生産量を保証している(24時間稼働)。太陽光発電、廃熱発電、送電網からでも電力があれば稼働するので、砂漠地帯も含め世界中のどこにでも設置可能だ。