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未来都市への新提案 再エネを導入し完全自給自足で生活できる「緑の家」

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「OAS1S」は、大木の形と垂直の家を組み合わせたデザインのグリーン建築。子どもの頃から自然が大好きだったオランダ人の建築デザイナー、レイモンド・デ・フルー氏の「自然と建築を融合させたい」という熱意から生まれたアイデアだ。オアシスという名前に数字の1を入れて、人と建築と自然が1つになるという意味を込めた。

多数のOAS1Sを雄大な自然の中に建てる(エコリゾート)計画が、カナダとカリブ海のジャマイカで少しずつ進んでいる。再生木材をベースに高品質の断熱材や三重ガラスを使うこの家は、外壁をグリーンウォールにする。再エネを導入し、電力も完全自給自足で生活できる設計にした。廃水は濾過して循環させる。

基本ユニットは床面積約6m×約6m、高さ12mの4階建て(総面積160m2)。間取りはカスタマイズできる。各階の大きな窓が特徴で、最上階に設けた天窓から空を眺めることもできる。各ユニットは敷地に直線的に並べるのではなく、ランダムに配置する。敷地内はカーフリーの予定だ(駐車場は敷地周辺を利用。理想はカーシェアリングや自転車使用)。

すでにある自然の中に建てるだけでなく、都市部に建てれば緑化にもつながる。ホテルにも住宅街にもなる緑のコミュニティーが世界中に広がっていくか楽しみだ。

自然にとけこんだ「緑の家」の創設
自然にとけこんだ「緑の家」の創設

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