「どこから省エネすれば効果がでるのか?」。脱炭素ロードマップを構成する3つの要素のうち、「運用改善」と「設備投資」はいわゆる省エネ施策である。これらを効果的に実行し脱炭素を進めるポイントとは何か。引き続き第3パートの「計画作り編」を、数多くの企業課題解決を成功に導いてきたプロレド・パートナーズの環境コンサルティングセクターリーダー石塚遼氏に道案内してもらう。(連載第20回、バックナンバーはこちら)
前回は、脱炭素ロードマップを構成する3つの要素(運用改善、設備投資、グリーンエネルギー調達)について解説した。今回はそのうちの「運用改善」と「設備投資」に関しての注意点について解説する。
投資コストを最小化する長期的な積み重ね
運用改善と設備投資は企業の脱炭素の活動において、収益改善を伴う重要な施策となる。