脱炭素を進める際、「運用改善」と「設備投資」を行っても目標に届かないといった場合は、「グリーンエネルギー調達」を行うのが有効である。必要となるコストを最小化してグリーンエネルギー調達を行うためのポイントとは何か。数多くの企業課題解決を成功に導いてきたプロレド・パートナーズの環境コンサルティングセクターリーダー石塚遼氏に道案内してもらう。(連載第21回、バックナンバーはこちら)
前回は、脱炭素ロードマップを構成する3つの要素のうち「運用改善」と「設備投資」に関する解説を行った。今回は「グリーンエネルギー調達」について、コスト最小化のカギとポイント3つを解説する。
グリーンエネルギー調達でコストを最小化させるには
前回解説をした「運用改善」や「設備投資」を行っても、どうしても削減できない、掲げている目標年度までに間に合わないといったケースはよく出てくる。その場合に有効なのが「グリーンエネルギー調達」。