脱炭素を実施した評価としては定量評価、定性評価の2種類で、目標を立て、その進捗を測ることができる。では、それぞれの評価はどのように行うことができ、さらに「開示情報」に繋げることができるだろうか。数多くの企業課題解決を成功に導いてきたプロレド・パートナーズの環境コンサルティングセクターリーダー石塚遼氏に道案内してもらう。(連載第27回、バックナンバーはこちら)
前回は施策実行において、意思決定者の合意を取るための投資対効果の示し方について解説を行った。今回より施策実行後、対外開示として実際に行った施策の結果をどのように評価し、開示に繋げていくかを解説していく。まずは前年度との比較におけるポイントを解説する。
実施結果の評価は定量・定性の両面で
結果の評価は、どのような目標を掲げていたかによって異なってくる。目指したい姿と、その進捗を示せるように定量化された目標値を掲げている企業が多いのではないだろうか。