日本最初の小運河・名木川
日本列島は全周を海に囲まれていて、中央脊梁山脈から無数の河川が流れ下り、河口部には大きな湿地帯が展開され、山間の盆地にも水面が広がっていた。そのため日本の水運の歴史は古代にまで遡り、日本文明は水運とは切っても切り離せない関係にある。
日本の長い歴史で、人工的な運河の歴史はそれほど古くない。何しろ人工の運河は膨大な労力と費用を必要とする。人工運河を造るより、自然の水面である海、河川そして湖沼を利用する水運が発達した。その自然の水面利用の水運が便利な土地から集落共同体と都市が生まれていった。
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