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「新デンマルク国の話」 - 自然エネルギーで豊かな国へ

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明治の思想家、内村鑑三の「デンマルク国の話」は、敗戦によって肥沃な地域を失ったデンマークが、荒地を植林し牧畜で豊かな暮らしを実現した19世紀の歴史を語ったものだ。1970年代の石油危機を経験したデンマークでは、今日、自然エネルギーで豊かな国をつくる「新デンマルク国の話」が現実のものとなっている。

「デンマルク国の話」と「新デンマルク国の話」

私と同世代の方の中には、小学校の時、国語の教科書に載っていた内村鑑三の「後世への最大遺産 デンマルク国の話」という物語を読んだ記憶がある方もいるのではないだろうか。デンマークは、19世紀後半にドイツ、オーストリアとの戦争に敗れ、国土の中で最も肥沃だったシュレスウィヒとホルスタインの2州を奪われた。困窮の極みに達する中で荒地に植林をし、牧畜を国の産業として育て、豊かな国によみがえった、という国の再生の物語である(現在では、青空文庫で読むことができる)。

50年も前に読んだものを思い出したのは、1970年代の石油危機に直面したデンマークが、風力発電開発を進め、今では、電力供給の柱にするととともに、ヴェスタスに代表される成長産業とすることに成功した経緯が、19世紀の物語にぴったり重なって見えたからである。

(※全文:2,176文字 画像:あり 参考リンク:あり)

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