アメリカでの自然エネルギーの導入は、これまでドイツやデンマークなど欧州の先進国と比べると遅れをとっていた。しかし、このほどまとまった2014年前半のデータを見ると、風力発電を一番手、太陽光発電を二番手として、急速に拡大が始まっている状況が見て取れる。
初めて「新自然エネルギー」が水力発電を上回る
アメリカでは、連邦政府のエネルギー情報局(The United States Energy Information Administration: EIA)から、毎月の自然エネルギー発電量が州ごとに公表される。このデータで2014年の1-6月、前半の半年分の動向を分析してみた。図1は季節別の変化の影響を除外するために、2010年から2014年まで各年の前半分の自然エネルギー発電量の推移を見たものだ。
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