欧州、そして世界を代表する技術先進国、経済大国でありながら、電力消費の4分の1を自然エネルギーで賄っているドイツ。政府はその自然エネルギー比率を2030年に50%、2050年までに80%へと引き上げる目標を掲げている。発送電分離や自然エネルギーの大量導入で日本のはるか先を行くこの国において、目標達成の鍵を握るのは柔軟性と信頼性を兼ね備えた送電網の実現である。今回はドイツの送電網に関する話題を取り上げ、自然エネルギー中心の社会に向けた国や送電事業者の取り組みを紹介する。
※自然エネルギー財団では、文中にも登場するドイツの送電会社50ヘルツを招聘し、2014年9月17日、ドイツのエネルギー大転換を紹介するシンポジウムを開催します。末尾にご案内がございます。
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