独自技術によるオーストラリアの植物工場
広大な国土をもつオーストラリアでは、国土の約5割が農用地であるが、降水量が少なく、その約9割が放牧地となっている。結果として、実際の耕地面積は国土の3%程度となっており、野菜の作付面積に限定すると、全体の1%にも満たない。
砂漠で乾燥地帯のイメージが強いオーストラリアでも、現地特有の赤土で肥沃な土壌を持つエリアもあり、北東部のクイーンズランド州、南東部のビクトリア州などでは、節水型の大規模露地栽培が盛んである。こうした地域では、灌漑(かんがい)設備が整備され、水の供給量を調整できる点滴灌漑チューブやスプリンクラーが各圃場(ほじょう)に導入されている。
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