前回に引き続き、圧縮機について消費エネルギー削減という観点から述べる。前回のコラムでは、部分負荷時に消費電力を低減する方法について述べた。今回のコラムでも、前回に引き続き部分負荷時の容量制御方式について述べる。
容量変化と理想的な消費電力の関係について
圧縮機の消費空気量が変化する場合に、消費電力が消費空気量に正比例することが理想的である。実際には、消費空気の量に関わらず、定圧で吐き出すための動力は低減されないだけでなく、ロスの動力は一定のために、消費空気量が少なくなっても消費電力は比例して減少はしない。前回に説明した吸込絞りは消費空気量が少ない場合の消費電力の減少が少ない。
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