駒込企画代表 杉井 康之
最終更新日: 2018年07月02日
前回に引き続き、圧縮機について消費エネルギー削減という観点から述べる。前回のコラムでは、現在主流となっている空気圧縮機のインバータ制御による省エネルギーを述べた。
駆動電動機の回転数を、圧縮空気の圧力および量というパラメータにて制御することで、必要な圧縮空気を得る方法であった。回転数が低回転域から高回転域まで変化することで、それぞれの領域でエネルギー効率に関わる特性が変化することを考慮して、圧縮機の設計及び運用を行う必要がある。前回は、吸込効率について簡単に述べた。