エネルギーコスト削減メソッド

吸収式冷凍器のエネルギー負荷軽減対策を考える(機器別分析44)

  • 印刷
  • 共有

今回も前回に引き続き、吸収式冷凍器について消費エネルギー削減という観点から述べる。前回は、吸収式冷凍器が空調機と同じようにヒートポンプに分類されることと、冷凍機の冷凍サイクルについて述べた。今回は、電動冷凍機のひとつの種類で、ターボ冷凍機について述べる。業務用冷凍機は、蒸気圧縮工程の違いで、電動方式と吸収方式に分類される。ターボ冷凍機は電動方式に分類され、圧縮行程で電動機を用いて羽根車を回転して、遠心力により蒸気などのガスを圧縮する。

ターボ冷凍機について

冷媒ガスの圧縮方式が遠心式のターボコンプレッサを採用していることから、ターボ冷凍機と呼ばれている。冷媒の凝縮については、冷却水で行う。容量的には大型(2000USRt以上)~中型(200USRt)までが通常である。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事