前回に引き続き、エネルギー消費量が多い空調機器を管理することが重要であるために、空調機器の消費エネルギー削減方法を述べる。今回は熱源システムとしてボイラについて述べる。
ボイラは燃料を燃焼させて得た熱を水に伝え、水蒸気や温水に換える熱交換装置を持った熱源機器である。開発された初期の頃、蒸気を用いたポンプとして、水蒸気の持つ圧力やそれを冷却した時真空になる性質を利用して、機械装置の一部として発達した。さらに、水蒸気の持つ圧力やそれを冷却したとき真空になる性質を利用して、原始的な蒸気機関とポンプを組み合わせた機械装置となり、さらにはワットによる蒸気機関として排水ポンプのほか工場の強力な動力源として産業革命の礎となった。
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