エネルギーコスト削減メソッド

エネルギー消費量の多い空調機器の熱負荷軽減対策を考える(機器別分析17)

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前回に引き続き、エネルギー消費量が多い空調機器を管理することが重要であるために、空調機器の消費エネルギー削減方法を述べる。今回は、輻射冷暖房について述べる。

輻射冷暖房の有用性

人間の快適性に強い影響がある体感温度は、室温だけでなく壁の温度が影響することがわかっている。壁の温度は場所により異なるために、全体の壁温度の平均温度である平均壁温度を用いると、体感温度は概ね、(室温+平均壁温度)÷2とされる。ここから、快適性を実現するためには、室温を制御するのと同時に平均壁温度を制御することが有用であることがわかる。体感温度の数値だけでなく、室温と平均壁温度の差が小さい場合にも快適となる。

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