前回に引き続き、機器のエネルギー管理について述べる。エネルギー消費量が多い空調機器を管理することが重要であるため、空調機器の基本的な定義から述べる。
(1)空調機器の定義
空調機器は、空気の温度・湿度・清浄度・空気分布を、要求に合致するように同時に処理するプロセスとしての空気調和を行う機器と定義される。部屋の内外の温度差による熱流入、窓ガラスを通しての日射熱の流入、照明・機器の発熱などによって上昇する温度と湿度を、冷却・除湿した空気を吹き出すことで要求される温湿度にすることを冷房という。同時に、フィルタを通し新鮮な外気を取り入れ、室内の不純物濃度の上昇を防いでいる。冬期は、加熱・加湿した空気を室内に送り込むことで、室内温湿度を維持することを暖房という。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)
- 1
- 2