前回に引き続き、圧縮機について消費エネルギー削減という観点から述べる。今回は、回転式空気圧縮機のシングルスクリュー形と、スクロール形の説明を行う。
シングルスクリュー形の概要
前回説明したツインスクリュー形は、遠心型と比較して高圧縮比が可能で、往復圧縮機と比較して振動が少ないという特徴があった。シングルスクリュー形も同じ特徴を持つ圧縮機である。中央に6本の溝を持つ1つのスクリューロータと、左右に直交する11枚の歯を持つゲートロータが2つあり、歯がかみ合っている。スクリューロータが回転することで、ゲートロータが回転し、シリンダの体積を変化させる。 1960年にフランスのベルナール・ジメルヌによって発明された。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)
- 1
- 2