9月27日の連載でご紹介したように、9月14日政府のエネルギー・環境会議が「革新的エネルギー・環境戦略」において需要応答を国家的プロジェクトとして推進する方針を決定しましたが、ビジネスとしての展開はこれからといった状況です。そこで今回は、需要応答(ディマンド・レスポンス)の最前線第6回目として、需要応答ビジネスの展開に必要な「アグリゲーター」に関するアメリカと日本の動向を解説してみたいと思います。
電力会社に需要応答ソリューションを提供するエナーノック
アメリカでは、10月5日の連載で解説した需要応答の市場化やエネルギー管理(EMS)への進化に伴って、需要応答ソリューションを提供するプロバイダーのビジネスモデルが構築され、近年、「アグリゲーター」(需要応答プロバイダー)と呼ばれる事業者が急成長しています。エナーノック(EnerNoc)とコンバージ(Comverge)がアメリカの2大プロバイダーです。
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