今回は、スウェーデンにおけるスマートグリッド「プランB」の展開の第1回目として、首都ストックホルム市における「ロイヤル・シーポート」計画の目標、内容等についてご紹介します。
スウェーデンは、2030年までに自動車の化石燃料依存から脱却し、50年までに国全体の温室効果ガス(GHG)の排出量をゼロにすることを目標に掲げています。この中で、首都ストックホルム市は人口85万人、周辺の自治体も含めると約150万人規模の都市で、30年までに世界有数の未来都市になることを目標にした「ビジョン2030」を掲げ、30ヵ所に上る都市開発計画を進めています。