見えてきたスマートグリッドの現実

「電力大改革時代」に必要なスマートグリッドの「プランB」(10) ~スウェーデンにおけるスマートグリッド「プランB」の展開(1)~

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今回は、スウェーデンにおけるスマートグリッド「プランB」の展開の第1回目として、首都ストックホルム市における「ロイヤル・シーポート」計画の目標、内容等についてご紹介します。

スウェーデンの温暖化対策目標とストックホルム市の30以上の都市開発計画

 スウェーデンは、2030年までに自動車の化石燃料依存から脱却し、50年までに国全体の温室効果ガス(GHG)の排出量をゼロにすることを目標に掲げています。この中で、首都ストックホルム市は人口85万人、周辺の自治体も含めると約150万人規模の都市で、30年までに世界有数の未来都市になることを目標にした「ビジョン2030」を掲げ、30ヵ所に上る都市開発計画を進めています。

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