今回は需要応答(ディマンドレスポンス)の最前線第9回目として、世界最大の需要応答企業であるエナーノックのビジネスモデルについてご紹介したいと思います。
エナーノックは1万3,000事業者を対象
アメリカでは、10月16日の連載でご紹介したように、「アグリゲーター」(需要応答プロバイダー)と呼ばれる事業者が急成長していますが、エナーノック(EnerNoc)とコンバージ(Comverge)がアメリカの2大プロバイダーです。
このうちエナーノックは、業務用・産業用電力顧客を対象とするプロバイダーで、アメリカのみならず、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどでもサービスを提供しており、対象とする事業者は合計1万3,000事業者に上っています。
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