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見えてきたスマートグリッドの現実

アメリカと日本のディマンドレスポンス最前線(12) ~北九州市の需要応答&エコポイント(1)~

加藤 敏春

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これから2回にわたり、北九州市のスマートコミュニティ創造事業を取り上げます。今回は、北九州市の需要応答&エコポイントの取り組み(その1)として、1.北九州市におけるスマートコミュニティ創造事業、2.事業の基本的な狙いと「地域節電所」、3.北九州市の需要応答&エコポイントの実証です。

北九州市におけるスマートコミュニティ創造事業

国のスマートコミュニティ実証事業の対象地域である北九州市では、北九州スマートコミュニティ創造協議会による「北九州スマートコミュニティ創造事業」が同市八幡東区東田地区(約120ha)において推進されています(プロジェクトの全体像に関しては、こちら)。

この事業の最大の特徴は、インフラを既存の電力会社に依存することなく自前のもので対処していることです。すなわち、電力に関しては新日本製鉄が保有する自営線(特定供給開始に当たり、九州電力より買収)を使用するとともに、水素に関しては東田地区内にある新日本製鉄の製鉄所で生ずる副生水素をパイプラインで供給し、需要家に燃料電池を設置しています。

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この記事の著者

加藤敏春(かとう・としはる)【スマートプロジェクト代表&エコポイント提唱者】
加藤敏春(かとう・としはる)【スマートプロジェクト代表&エコポイント提唱者】
1977年東京大学法学部卒業、同年通産省(現経産省)入省,84年米国タフツ大学フレッチャー・スクールにて修士号取得。その後、在サンフランシスコ総領事館経済担当領事,通産省サービス産業課長,東京大学大学院客員教授,内閣審議官等を歴任。1994年から95年にかけてインターネットの商用利用,ベンチャービジネスに関するシリコンバレーの動向を日本に紹介。以来各種の提言活動を展開し、一般社団法人スマートプロジェクトを設立。「エコポイント提唱者」として政府が進める省エネ家電&住宅エコポイント事業に協力するとともに、節電、スマートグリッドの推進、CO2排出削減等に関する公益的活動を展開。 著書に『スマートグリッド革命』(NTT出版)、『節電社会のつくり方』(角川書店)、『エコマネー』(日本経済評論社)、『マイクロビジネス』(講談社)など多数。第17回東洋経済・高橋亀吉記念賞最優秀賞などを受賞。「プランB」の詳細を記した新著『スマートグリッド「プランB」-電力大改革へのメッセージ』(NTT出版)を本年5月17日に上梓。
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