今回は、イギリスにおけるスマートグリッドの「プランB」の展開についてご紹介します。
イギリスの首都ロンドンは、イギリス国内で最も電力需要が大きく二酸化炭素(CO2)排出量の多い都市であり、市当局としては、2025年までに1990年比でCO2を60%削減するという、国内で最も高い目標を掲げています。この目的を達成するため、ロンドンを含む東イングランドにおいて約800万戸の顧客を持つ配電事業者UKパワーネットワークスが、電力・ガス規制機関オフジェム(Ofgem)の「低炭素ネットワークファンド」から総額2億4,260ポンド(1ポンド=約130円)の支援を受けて、「低炭素ロンドン」プロジェクトを推進しています。