
シリコンバレーの成立には欠かせなかったのが
スタンフォード大学をはじめとする優秀な大学や、研究機関だ
スマートグリッド、スマートコミュニティに関する新産業の創生やイノベーション(=スマートイノベーション)について解説していますが、今回は、その3回目として「日本でもスマート産業クラスターを形成せよ」について解説します。
項目としては、
(1) 「ビジネス・エコシステム」に基づく「スマート産業クラスター」、
(2)スタンフォード大学と数多くの起業家の存在、
(3)ベンチャーキャピタルやエンジェルによるリスクマネーなどの供給、
(4)ナスダックなどの新興株式市場における資金調達メカニズム、
(5)サポート人材の存在と人材供給メカニズム、です。
「ビジネス・エコシステム」に基づく
「スマート産業クラスター」
前回の連載「シリコンバレー・モデルのダイナミズムを取り入れよ」で「シリコンバレー・モデル」のダイナミズムについて解説しましたが、シリコンバレーがここまで育つに至った背景には、以下に述べる6つのインフラ要素が考えられます。
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