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見えてきたスマートグリッドの現実

「需要応答」はスマートグリッドのカナメ

加藤 敏春

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今回から、スマートグリッド「プランB」の中でも最も注目を集めている「需要応答」(ディマンド・レスポンス)の内外の動向を具体的にご紹介し、日本における今後の導入動向を展望します。

3・11後電力需給の逼迫化に陥った日本では必要不可欠なツールに

3・11以前のスマートグリッドと以後の「電力大改革時代」の電力網としてのスマートグリッドは根本的に異なります。3・11が日本におけるスマートグリッドの推進のドライビングフォースを一新させたといってもよいでしょう。

温暖化対策と再生可能エネルギー導入のためのスマートグリッドから、需要側も含めたシステムへと電力の基本構造そのものを見直すためのスマートグリッドへと、導入目的が大きく変化しました。それに伴い、導入すべきスマートグリッドの規模が横浜市、豊田市、けいはんな学研都市、北九州市の一街区という「点」から、日本全体という「面」へと量的に拡大したのみならず、質的に高度なものとなりました。

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この記事の著者

加藤敏春(かとう・としはる)【スマートプロジェクト代表&エコポイント提唱者】
加藤敏春(かとう・としはる)【スマートプロジェクト代表&エコポイント提唱者】
1977年東京大学法学部卒業、同年通産省(現経産省)入省,84年米国タフツ大学フレッチャー・スクールにて修士号取得。その後、在サンフランシスコ総領事館経済担当領事,通産省サービス産業課長,東京大学大学院客員教授,内閣審議官等を歴任。1994年から95年にかけてインターネットの商用利用,ベンチャービジネスに関するシリコンバレーの動向を日本に紹介。以来各種の提言活動を展開し、一般社団法人スマートプロジェクトを設立。「エコポイント提唱者」として政府が進める省エネ家電&住宅エコポイント事業に協力するとともに、節電、スマートグリッドの推進、CO2排出削減等に関する公益的活動を展開。 著書に『スマートグリッド革命』(NTT出版)、『節電社会のつくり方』(角川書店)、『エコマネー』(日本経済評論社)、『マイクロビジネス』(講談社)など多数。第17回東洋経済・高橋亀吉記念賞最優秀賞などを受賞。「プランB」の詳細を記した新著『スマートグリッド「プランB」-電力大改革へのメッセージ』(NTT出版)を本年5月17日に上梓。
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