今回より連載の新シリーズとして、「電力システム改革とスマートグリッド『プランB』」をテーマとして取り上げます。今回はその第1回目として、「電気事業法改正案の国会提出と東電改革の行方」です。
項目としては、1.国により電力システム改革が推進され、「電力大改革時代」が到来する、2.電力会社自身によるビジネスモデルの歴史的転換等が必要、3.注目される東京電力の改革の行方、4.「点」だけを対象にした従来のスマートグリッド推進戦略は見直しが必要、です。
国により電力システム改革が推進され、「電力大改革時代」が到来する
2013年2月8日、総合エネルギー調査会「電力システム改革専門委員会」(委員長、東京大学大学院の伊藤元重教授)が報告書を取りまとめ、(1)2015年の広域系統運用機関の設立と新規制組織への移行、(2)16年の電力小売りの完全自由化、(3)18年から20年にかけての発送電の分離、料金規制の撤廃などを提言しました(電力システム改革の工程表についてはこちら)。
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