
2011年3月に発生した東日本大震災や原発事故によって大きな被害を受けた福島県で2024年7月、再エネのための送電網が完成した。震災復興事業の一環として、原発に依存しすぎず、再エネの比率を高め、福島県を「再エネ先進県」にするために整備され、その成果は早速数字にも表れた。
再エネ送電網、発電量押し上げ
福島県によると、2023年度の福島県内の再エネ発電量が、県内の電力消費量を初めて超えた。送電先は首都圏中心ではあるが、福島送電の再エネ送電網が県内の再エネ発電量、送電能力を大幅に引き上げた形になる。