トランプ氏、米大統領就任　パリ協定再離脱など「脱・脱炭素」鮮明に

米共和党のドナルド・トランプ氏が2025年1月20日（現地時間）、大統領に就任した。トランプ氏は2017〜2021年に1期大統領を務めており、今回が2期目。4年ぶりの復帰となる。トランプ氏は世界の平均気温上昇幅を「1.5度」に抑えるとしたパリ協定からの再離脱を表明。化石燃料の再増産など「脱・脱炭素」路線を鮮明にする。

「米国の強さ、繁栄取り戻す」

トランプ氏は大統領就任直前の19日（現地時間）、首都ワシントンで開かれた「トランプ大統領の勝利を祝う会」で演説した。トランプ氏は「1月20日正午、4年間の米国の衰退に幕を下ろし、米国の強さと繁栄、尊厳と誇りを取り戻す新たな1日が始まる」と宣言し、多数の聴衆から大きな喝采を浴びた。