
日本や米国など世界35カ国・地域は11月19日、アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)で、有機廃棄物から排出されるメタンを削減するための共同宣言に合意した。各国は今後、温室効果ガス削減目標(NDC)にメタン削減の具体的数値を設定する。
有機廃棄物からのメタン排出量、合意国・地域で47%
メタンはCO2の28倍程度の温室効果があり、地球温暖化の要因の一つになっている。COP29によると、「有機廃棄物からのメタン削減宣言」には日本や米国、ドイツ、メキシコなど35カ国と地域が合意した。これらの国・地域は世界における有機廃棄物由来のメタン排出量の47%を占めており、合意した国と地域は、NDCとともに、具体的な政策や排出削減計画を出すことが求められる。