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気候変動交渉の現場から

ドーハ合意がもたらすビジネスへの影響

島田 久仁彦

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昨年11月末から12月初旬にかけて、第18回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP18)と第8回京都議定書締約国会議(COP/MOP8)が、カタール・ドーハで開催された。

その前の年に南アフリカのダーバンで、2009年コペンハーゲンでのCOP15/CMP5の「失望」後停滞していた交渉は、「2020年までの削減努力と2020年以降の各国の削減に関する野心的な取り組み」を一つの場で話し合う「ダーバンプラットフォームに基づく作業部会」を設置し、「2015年には2020年以降をカバーする新たな議定書もしくは法的な取り組みに合意をする」ことに合意したことで、交渉は次のレベルに進んだと言われた。

故に2012年は、2015年までまだ時間もあることだし、新たな交渉の場も立ち上がったばかりなので、巷では何も起こらないCOPだろう、と予測されていた。実際に会議前に日本のビジネスの方々とお会いしても、「島田さん、今年はCOPに行ったって何も起こらないでしょう?」と言われていた。

(※全文:1,916文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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この記事の著者

島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)
島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)

 国際的に有名な交渉ストラテジストとして知られ、国際会議のファシリテーションのプロフェッショナルとして認められている。現在KS International Strategies社のCEOを務める傍ら環境省参与およびSun Investment社のパートナーとしても活躍。


 これまでに環境省国際調整官として気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務めると同時に、数々の議題で交渉の議長なども歴任。

 2010年10月に名古屋で開催された生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。環境問題、とくに気候変動問題には、1997年から関わっており、気候変動の国際交渉においては知らない人がいないと言われるほど名が知られている。2012年3月、これまでの活動が評価され、世界経済フォーラムのYoung Global Leaders 2012(YGL2012)に選出された。

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