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気候変動交渉の現場から

アメリカが操る気候変動交渉

島田 久仁彦

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京都議定書には参加せず、ポスト議定書にも参加しないアメリカ合衆国。不参加表明は、2001年にブッシュ大統領の口からなされている。アメリカは、これまで、気候変動問題から逃げたわけではない。独自に設けた2020年の国内目標は達成ペースと言われている

2001年にブッシュ大統領の口から、「アメリカ合衆国は、国内の産業を痛めつける可能性がある京都議定書には参加しない」と表明された際には、気候変動コミュニティーには激震が走った。

当時、全排出量の1/4をカバーしている世界第1位のGHG排出国で、日本と並び温暖化対策技術およびノウハウを有し、世界において日本と並び低炭素技術のR&D投資の約50%を賄い、そして、振り返れば排出量取引およびCDMなどのアイデアを京都議定書に入れ込んだ張本人である米国が参加しないことで、一気に議定書の実効性への信頼性が下がったと考える。

(※全文:1,377文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)
島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)

 国際的に有名な交渉ストラテジストとして知られ、国際会議のファシリテーションのプロフェッショナルとして認められている。現在KS International Strategies社のCEOを務める傍ら環境省参与およびSun Investment社のパートナーとしても活躍。


 これまでに環境省国際調整官として気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務めると同時に、数々の議題で交渉の議長なども歴任。

 2010年10月に名古屋で開催された生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。環境問題、とくに気候変動問題には、1997年から関わっており、気候変動の国際交渉においては知らない人がいないと言われるほど名が知られている。2012年3月、これまでの活動が評価され、世界経済フォーラムのYoung Global Leaders 2012(YGL2012)に選出された。

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