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気候変動交渉の現場から

COP19開催! 論点再整理

島田 久仁彦

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今年もまたこのシーズンがやってきた。

1997年から様々な立場で気候変動交渉に臨んできた私は、年末を迎えるころに毎年そう感じる。通例、早くても11月後半から12月にかけて2週間開催されるのだが、第19回目の会合(COP19)が開催される今年は、11月11日から22日というとても早い時期の開催となった。

結果として、6月に開催された非公式会合(SBs)からあまり時間をおくことなく、通常よりも約1ヶ月短い期間で「気候変動問題への国際的な対処」を決めるCOPに突入するための準備が急ピッチで進められることになった。

私自身が委員を務める遵守委員会も9月の上旬に会合を開きCOP/MOP9に提出される年次報告書を完成させなくてはならなかったし、同じく理事を務める技術執行委員会(Technology Executive Committee:TEC)もCOP18から送られた宿題をこなすのにぎりぎりのスケジュールを迫られた。

ついに本格始動した適応委員会も、気候変動コミュニティーの高い期待と熱い視線を一手に集める緑の気候基金(Green Climate Fund: GCF)も新しいトップが着任して始動し、今回のCOP19に初めて「条約の下に設置された委員会・基金」として登場してくる。それぞれとても限られた時間でCOP19に向けた準備を行っている。今回は、COP19を目前に控え、主な論点を少しおさらいしてみたいと思う。

(※全文:5,600文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)
島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)

 国際的に有名な交渉ストラテジストとして知られ、国際会議のファシリテーションのプロフェッショナルとして認められている。現在KS International Strategies社のCEOを務める傍ら環境省参与およびSun Investment社のパートナーとしても活躍。


 これまでに環境省国際調整官として気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務めると同時に、数々の議題で交渉の議長なども歴任。

 2010年10月に名古屋で開催された生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。環境問題、とくに気候変動問題には、1997年から関わっており、気候変動の国際交渉においては知らない人がいないと言われるほど名が知られている。2012年3月、これまでの活動が評価され、世界経済フォーラムのYoung Global Leaders 2012(YGL2012)に選出された。

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