気候変動交渉の現場から

気候変動交渉と環境技術

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1997年から気候変動の交渉に携わってきたことはすでに述べたが、その中でも、私が、日本政府代表団の一員、そして交渉の議長として、一番関わったであろうと思われるのが技術移転の交渉だろう。

その技術移転交渉は、COP18ドーハ会議において、技術移転に関する世界的な政策および戦略的な方向性を示す「技術執行委員会(TEC)」と途上国の具体的な技術へのニーズを受け取り、官民が協力してその導入に携わるCTCN(気候変動技術センターとネットワーク)からなる「技術メカニズム」の設立をもって一応の結論を得たと思う。

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