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気候変動交渉の現場から

もう一つの大国中国の思惑 ― 実効的な気候変動対策のカギを握る国(1)

島田 久仁彦

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習近平国家主席

習近平国家主席
photo by Erin A. Kirk-Cuomo

3月に入り、中国も習近平国家主席と李克強首相の新しい体制が本格的にスタートすることになった。

対日外交の方針、東アジアおよび東南アジア地区における安全保障、経済の舵取りなど世界の関心事の枚挙には事欠かないが、ここではすでにアメリカを抜き、温暖化効果ガスの排出で世界一になってしまっている気候変動への対策と、それに関連する環境・エネルギー技術分野における日中協力のチャンス、とくにビジネスにとっての機会について書いてみたいと思う。

気候変動対策のためのエリート部隊を構成

2012年の全人代にて正式に習近平氏が党書記および次の国家主席に選ばれる前から、すでに中国の気候変動対応の体制固めはスタートしていた。特筆すべきは、気候変動対策のためのエリート部隊が構成されたことだろう。

(※全文:1,201文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)
島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)

 国際的に有名な交渉ストラテジストとして知られ、国際会議のファシリテーションのプロフェッショナルとして認められている。現在KS International Strategies社のCEOを務める傍ら環境省参与およびSun Investment社のパートナーとしても活躍。


 これまでに環境省国際調整官として気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務めると同時に、数々の議題で交渉の議長なども歴任。

 2010年10月に名古屋で開催された生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。環境問題、とくに気候変動問題には、1997年から関わっており、気候変動の国際交渉においては知らない人がいないと言われるほど名が知られている。2012年3月、これまでの活動が評価され、世界経済フォーラムのYoung Global Leaders 2012(YGL2012)に選出された。

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