2013年7月10日のワシントンDCでの第5回米中戦略経済対話での合意だが、ケリー米国務長官が記者会見で発表した内容を見てみると、こちらでも両国が協力して気候変動問題のスキームをリードするとの思惑が見て取れる。
まず、両国は、2013年10月末を目処に5つ分野をカバーするイニシアティブにおいて、官民およびNGOなどと協力してWorking Groupを立ち上げ、それぞれがそれまでに実施計画を作成することに合意しており、その共同議長に、米国は気候変動問題特使のTodd Stern氏、中国側はNDRC(国家発展改革委員会の副主任である解振華氏が就いていることから、政治的なコミットメントも見て取れるだろう。
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