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気候変動交渉の現場から

アメリカが操る気候変動交渉 ― パッケージ型で主導権を握る

島田 久仁彦

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USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)のラジブ・シャー長官

USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)のラジブ・シャー長官

一応、これらのパートナーシップなどは、米国によると、表向きには「国連の交渉を補完するもの」とのうたい文句だが、実際には遅々として進まない国連交渉に時間とエネルギーを割くのではなく、どんどん出来るところからやっていこう、という姿勢なのだと考える。話しはずれるが日本政府が提案しているJoint Crediting Mechanism/Bilateral Offset Crediting Mechanism (JCM/BOCM)などとも考えは同じなのだろう。

確実に交渉に影響を与えている

しかし、表向きには「国連交渉での結果をprejudgeするものではない」としつつも、これまでに挙げたアメリカ主導の取り組みは、確実に交渉の方向性に影響を与えている。

(※全文:1,429文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)
島田 久仁彦 (しまだ・くにひこ)

 国際的に有名な交渉ストラテジストとして知られ、国際会議のファシリテーションのプロフェッショナルとして認められている。現在KS International Strategies社のCEOを務める傍ら環境省参与およびSun Investment社のパートナーとしても活躍。


 これまでに環境省国際調整官として気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務めると同時に、数々の議題で交渉の議長なども歴任。

 2010年10月に名古屋で開催された生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。環境問題、とくに気候変動問題には、1997年から関わっており、気候変動の国際交渉においては知らない人がいないと言われるほど名が知られている。2012年3月、これまでの活動が評価され、世界経済フォーラムのYoung Global Leaders 2012(YGL2012)に選出された。

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