固定価格買取制度(FIT)がわが国でスタートして4年が過ぎようとしている。木質バイオマス発電については、当初に決められた買取価格の骨組みを維持したまま今日に至っているが、そこに内在する問題点もようやく明らかになってきた。これから数回にわたって、そうした問題点を改めて整理するとともに、どのような改善策があり得るかを提示したいと思う。
なお、この提案は筆者の個人的な意見であり、(一社)日本木質バイオエネルギー協会の公式見解ではもとよりないし、理事会等の論議を経て出たものでもない。意図しているのは、筆者なりの筋を通した素案を提示し、これからの論議のたたき台にしてもらうことである。皆さんの多様な意見を吸収してより良いプランに改良されていくことを、心から願っている。
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