> コラム > 欧州で広がる木質燃料価格の下落をどう見るか(1)
再エネ新時代における木質エネルギーの役割

欧州で広がる木質燃料価格の下落をどう見るか(1)

はじめに

この数年来欧州ではチップペレットなどの木質燃料の価格が下がり続けている。変動の激しい原油の先物価格やスポット市場での卸電力価格に比べれば、木質燃料の値動きは至極穏やかで、あまり目立たない。しかし詳しく見ると、看過できない重大な変化が起こりつつあるように思う。

これまで何回かに分けて述べてきたように、ドイツでは風力や太陽光由来の「燃料費ゼロ」の電気が電力市場に流れ込むようになって、電力の卸価格は大幅に引下げられた。この過程で通常の火力発電は市場競争力を失い、化石燃料の価格も下がってきている。

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