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小型バイオマスCHPのホープ:木材ガス化発電

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分散型の熱電併給(CHP)は、木質バイオマスのエネルギー利用において今後中心的な役割を担うと目されているが、最大のネックは、研究開発の多大な努力にもかかわらず、電気出力500kW以下の小型のクラスで、実用に耐える技術が確立していないことだと言われてきた。それが、この2010年代に入って小型ガス化発電の実用機がドイツに出現して急速に広まっている。今回と次回はその話をしよう。

木質バイオマス発電の泣き所:克服を目指す二つの流れ

FITのスタートで5MWとか10MWのバイオマス発電所が続々と建設されようとしている。しかしこれくらいの出力規模のプラントでも木材の持つエネルギーの25%くらいしか電気に換えられない。ひと昔前なら、効率25%程度の石炭火力発電所も動いていたから、バイオマス発電もそれほど見劣りしなかった。しかし最近の石炭火力は40%ないしそれ以上の高効率で運転しているし、天然ガスを使う最先端の発電プラントなら、60%を超えるだろう。変換効率の低さがバイオマス発電の泣き所になってしまった。

(※全文:3,999文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 会長

1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会への相談は「mail@jwba.or.jp」まで。

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