一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 顧問 熊崎 実
最終更新日: 2015年03月02日
木質バイオマス発電にはよく知られた苦難の歴史がある。巨額を投資して鳴り物入りでスタートした発電事業が、予期せぬ困難に直面して、うまくいかなかった例は世界にいくつもある。なぜ躓いたのか。われわれとしても、過去の事例を教訓にして、今から対策を練っておく必要があろう。
資源エネルギー庁の公表データによると、2014年9月末の時点で固定価格買取制度(FIT)の認定を受けたバイオマス発電の設備は135万kWに達したという。これは風力発電を上回り、太陽光に次ぐ出力規模だ。