再エネ新時代における木質エネルギーの役割

木質バイオマス発電:苦難の歴史に学ぶ(1) ~FITの走り、アメリカの「電力買取法」は何をもたらしたか~

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森林バイオマス専焼発電のリスク

木質バイオマス発電にはよく知られた苦難の歴史がある。巨額を投資して鳴り物入りでスタートした発電事業が、予期せぬ困難に直面して、うまくいかなかった例は世界にいくつもある。なぜ躓いたのか。われわれとしても、過去の事例を教訓にして、今から対策を練っておく必要があろう。

資源エネルギー庁の公表データによると、2014年9月末の時点で固定価格買取制度(FIT)の認定を受けたバイオマス発電の設備は135万kWに達したという。これは風力発電を上回り、太陽光に次ぐ出力規模だ。

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