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再エネ新時代における木質エネルギーの役割

木質バイオマス発電のFITはこのままでよいのか(2)

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日本の木質バイオマスFITの買取価格は「未利用木材」を基軸にして組み立てられている。ところが未利用木材とは一体何なのか、その肝心の定義が定かではない。当初は「間伐等で伐り倒されたまま山に残されている木材」といったニュアンスで使われていたが、それがいつの間にか「間伐材」になり、最近では山から下りてくる木材なら何でもよいとする風潮さえ生まれている。こんな拡大解釈を許していたら、用途間での木材の取り合いが激化するのは目に見えている。紙パルプ業界や繊維板業界、さらには合板業会などから憤りの声が聞かれ始めた。

筆者の知る限りでは、当初想定されていた「未利用木材」は、すでにあらかたなくなっている。以前は間伐された丸太がそのまま山に放置されている情景をよく目にしたが、最近ではほとんど見かけなくなった。にもかかわらず、未利用木材に固執しているものだから、定義の漂流が始まったのである。このような状況が長く続くのは決して好ましいことではない。メリットは何もなく、マイナスの弊害ばかりが増えていくからである。

(※全文:4,726文字 画像:なし 参考リンク:なし)

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