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再エネ新時代における木質エネルギーの役割

木質バイオマス発電のFITは両刃の剣だ

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2012年7月にスタートしたFITの制度が、国内の木材利用にどのような影響をもたらすのか、期待半分、懸念半分で見守ってきたが、4年目を迎えた今、ようやくその影響が少しずつ表に出てきた。とくに未利用木材の電気に対する買取価格が比較的有利に設定されたために、相当数の発電事業者がこの制度に参加することになり、燃料用の森林チップの需要が押し上げられた。そのお蔭で、日本林業の積年の悪弊ともいうべき「伐り捨て間伐」の類が急速に減っている。この限りで木質バイオマスFITの導入は初期の目標を達成しつつあると見てよいであろう。

その一方で森林から下りてくる小径丸太の価格上昇が見られ始めた。紙パルプ、合板、製材などマテリアル利用での原木調達に影響が出てくるのは当然である。発電以外のエネルギー利用も、使う木質原料が共通しているから、影響をもろに受ける。木質バイオマスFITは木材利用の既存の秩序を根底から揺るがす可能性があり、まさに「両刃の剣」なのだ。顕著な効き目とともに副作用も大きい劇薬と言っていい。この副作用をなるべく少なくするにはどうすればよいか。それが当面の最大の課題である。

(※全文:3,995文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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