> コラム > 国際化進む木質ペレット市場と日本(1)~市場拡大の様相を地球規模で俯瞰~
続・これからの木質エネルギービジネス

国際化進む木質ペレット市場と日本(1)~市場拡大の様相を地球規模で俯瞰~

記事を保存

スタンダード会員登録 のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

木質ペレットが注目される理由

近年の木質エネルギービジネスで最もダイナミックな展開が見られるのは、世界のペレット市場である。木質ペレットというのは、木材を細かく粉砕して円筒状に小さく固めたものだが、形状が安定しているうえに水分率も10%以下に抑えられているから、家庭用の小型ストーブでも燃料の自動補給ができるし、微妙な温度調節も可能だ。さらに大型の火力発電所でのバイオマス混焼においても、ペレットは最適な燃料とされている。

もう一つ、木質ペレットの特徴として見逃せないのは運賃の負担能力が高いことだ。早い話、1立方メートル当たりのエネルギー密度は、生の木材が2~3GJ/m3であるのに対しペレットはその4倍の10~12GJにもなる。木質ペレットを満載した大型の専用船が大西洋や太平洋を横切るのはごく普通のことになってきた。

(※全文:3,137文字 画像:あり 参考リンク:なし)

スタンダード会員の方はここからログイン

続・これからの木質エネルギービジネス バックナンバー

この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 会長

1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会への相談は「mail@jwba.or.jp」まで。

記事を保存

環境セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.