一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 顧問 熊崎 実
最終更新日: 2017年05月29日
ドイツでは1990年から2015年までの四半世紀の間に再エネ電気の発電量がおよそ10倍になり、総発電量に占める比率も3.4%から31.6%にまで高まった。しかし電源別に見ると、伸び率に大差があり、電源別のシェアは大きく変化している。
1990年当時は水力発電が92%を占め、残りのほとんどは固形バイオマスによる発電で賄われていた。その後、風力発電が急速に増加し、やや後れて太陽光発電がこれに続く。2015年になると、風力と太陽光で全体の63%を占めるようになり、横ばいで推移した水力発電は10%にまでシェアを落としている。