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続・これからの木質エネルギービジネス

英国版「熱の固定価格買取制度」 その後の展開(前編)

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小規模バイオマスに申請が殺到し助成率が大幅に引下げられる

再エネの電気を固定した価格で20年間も無制限に買ってもらえるとすれば、多くの事業者がこの分野に殺到するのは当然のことだ。FIT制度を取り入れた欧州の諸国で風力発電や太陽光発電が急激に増加し、いくつかの国ぐにでは相当にラジカルな抑制策が採られることになった。

イギリスは電気のFITから固形バイオマスを外し、「世界初」と自賛する熱のFIT制度をスタートさせた。このシリーズですでに紹介したように(2014年3月3日付)、小規模なボイラーやストーブで生産される熱への助成率(tariff)は、当初かなり高いレベルに設定されていた。ご多聞にもれず、ここでも高い「買取価格」に魅せられて認定申請が当局に殺到するが、イギリスの熱のFITには暴走に歯止めをかける強力なブレーキが組み込まれていた。今回と次回はそのブレーキの話をしよう。

(※全文:3,117文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 会長

1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会への相談は「mail@jwba.or.jp」まで。

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