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国際化進む木質ペレット市場と日本(2) ~ペレット品質規格の国際化~

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規格が必要な理由

木質ペレットは木材を細かく破砕して圧縮、成型したものである。スターチなどを接着剤として少量加えることはあるが、それは例外と言うべきで、通常は木材の基本成分であるリグニンが接着の役目を十分に果たしてくれる。つまり、木材以外の余分なものは何も加えられておらず、かつ木材の持つ化学エネルギーはそっくりそのままペレットの中に移されている。これは燃料としてのペレットの優れた特徴と言っていい。

半面、木材の生物的特徴を色濃く残していて、無機質の石油や天然ガスほどの均質性は期待できない。使用される樹木の種類や部位によってペレットの品質は変わってくるし、また製造方法によってペレットの水分率やかさ密度、硬さ、壊れやすさもさまざまに違ってくる。他方、市販のペレット焚きストーブやバーナ、ボイラも一定の品質基準を満たす燃料でないと、額面通りの燃焼効率には届かない。

(※全文:3,666文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 会長

1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会への相談は「mail@jwba.or.jp」まで。

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