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木質バイオマス発電:苦難の歴史に学ぶ(2) ~米国バーモント州のマックネイル発電所が直面した課題~

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バーモント州最大の都市バーリントンには、森林バイオマスを軸にした大型の発電所がある。筆者がこのプラントを訪れたのは2001年1月のことだが、当時はいくつもの難題を抱え、その前途は決して明るいものではなかった。以下にその当時の状況を報告しよう。

発電プラントが設置されるまでの経緯

1970年代のバーリントン市は必要な電力を石炭火力で賄っていたが、施設の老朽化と電力需要の増加で、新しい発電プラントの建設を迫られていた。どのような燃料を使うべきか。バーリントン市の電力局(BED)が燃料選択の基準としたのは、地域で得られること、信頼できること、汚染しないこと、市民に受け入れられることの4点である。木材はこのすべてで高い得点を得た。木質燃料で発電することは、バーリントン市にお金を還流させることであり、州内の森林の状況を改善するとともに、雇用の増加にもつながる。

(※全文:3,765文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 会長

1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会への相談は「mail@jwba.or.jp」まで。

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